手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【キノコ染め】ニワタケで染める

去年の秋、ニワタケで染めた糸です。今更の感もありますが、ここにもメモを残しておくことにします。

ニワタケという名のキノコで染めたウール糸

染色メモ

この記事 毛糸の精練 の糸です。エストニアで購入したウール100%の糸。太さは 8/2。綛の重さは200g余り。

媒染

ミョウバン10%。

染色液

森林から採集してきたニワタケと、一晩水に浸しておいた乾燥ニワタケを一緒に煮出しました。採集してきたばかりのニワタケだけだと量が少ないんじゃないかと不安だったので。

ごくごく普通に水道水で、沸騰してから1時間ぐらい煮出しました。意外だったのが、煮出した後の液がやや酸性になっていたこと。

いつも pH を測るわけではないのですが、この時は何気に測ってみたのです。煮出すものによって pH が変わったりするんですかね?

染色

水温を 80~90℃ に保ちながら約1時間染色。

サンプル

今回染めた綛の糸は、上から2番目。

ニワタケというキノコで染めた糸のサンプル

サンプルとして同じ液で同時に染めた糸のほうが、なぜか濃く染まっています。

反省点 etc.

染め斑を作ってしまいました。斑ができないように注意していたつもりだったのですが。綛を2つに分けて染めればよかったのかもしれません。

染め斑の原因としてもう一つ考えられるのが、精練が十分でなかったのではないかということ。サンプルを比べてみると、綛で染めた糸の色は他の糸よりも薄い…脂分が十分に抜けていなかったのかも。

実は今回、グリーン系の糸を期待していました。でも期待していたのとは全然違う色。キノコの量がすくなかったら、グリーン系になったのかなあ…

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@tapionokuni